「WAON POINTカード」の発行が決定(開始後の追記あり)
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<追記 2021年>
この記事では、主にWAON POINTカードが開始された2016年の情報を取り扱っています(その後の変更点も、できるだけ記載しています)。
2021年9月11日より、イオンカードのクレジット払いで貯まるポイントが、ときめきポイントからWAON POINTに変更になりました。
以下では、WAON POINTカードが開始された当時の状況を紹介するため、「ときめきポイント」という表現が使われていますが、ご了承ください。
<追記終わり>
2016年4月9日、イオンは、WAONの共通ポイントサービスを開始すると発表しました。
大手メディアの報道をみると、WAONの共通ポイント化によって、既存のWAON利用者およびイオングループのポイントカード利用者にも影響がありそうです。
それでは、WAON POINTカード(ワオンポイントカード)のニュースなどを紹介します。
<追記>
2016年6月にWAON POINTカードが開始され、イオン店舗などでの特典も明らかになりましたので、以下で紹介しています。参考になれば幸いです。
共通ポイント化される電子マネーWAONとは
今回、WAONの共通ポイント化が発表されましたが、電子マネーWAONについて簡単に紹介します。
WAONは、イオングループが2007年4月に開始した電子マネーです。
2015年度のWAONの年間利用金額は2兆円を超え、利用金額では日本国内の電子マネーで首位です。
セブン&アイのnanaco、JR東日本のSuicaと並ぶ日本有数の電子マネーです。
詳しくは、国内1位の電子マネーWAONの年間利用金額が2兆円を超えましたを、参照ください。
WAON POINTカードがスタート
WAON POINTカードが会員募集を始めました。
*イオン店頭で入手したWAON POINTカードです
WAON POINTカードは、イオン系列の店舗で配布されています。上の写真は、イオン店舗にあったWAON POINTカードです。
カードは、自由に持ち帰りができるようになっていました。なお、貯めたポイントの利用には会員登録が必要です(smart WAONの公式ホームページなどで登録できます)。
「WAON POINT はじめてガイド」が、イオン店舗で配布されていて、会員登録など使い方の記載があります。
ポイントの貯まり方
新しく新設されたWAON POINTは、支払い200円(税込)ごとに1ポイント貯まります(1ポイントは1円相当です)。還元率は0.5%になります。
支払いは、現金の他に、商品券、ギフトカードなども使えます。また、イオンカードではない他社のクレジットカードで支払うことで、ポイントの2重取りもできます(後述)。
<追記>
2020年4月1日から、他社のクレジットカードや電子マネーとのポイントの2重取りはできません(WAON POINTカードは、現金払い専用のカードに変更されます)。
<追記終わります>
WAON POINT開始により、電子マネーWAONカード、イオンカード(WAON一体型)のポイントの貯まり方が変更されています。
よろしければ、カードごとのポイントの貯まり方の違いで、イオングループのカードの支払い方法別のポイントの貯まり方を比較していますので、参照ください。
ポイントの使い方
従来のWAONポイントは、電子マネーWAONとして使う前に、WAONステーションで、交換の手続きが必要でした。
*WAONステーションです
新しいWAON POINTは、交換の手続きが不要になり、レジで「ポイントを使う」といえば、使えるようになりました(1ポイントから利用できます)。
(注)電子マネーWAONカードは、WAON POINTを従来どおり電子マネーWAONへ交換する必要があります
(注)イオンカード(WAON一体型)のWAON POINTカード機能を使い支払っています
実際に使った際のレシートです。
CCT電子マネーと表記されているものが、WAON POINTの使用分です。今回は、WAON POINTを使って、残りの代金を電子マネーWAONで支払っています。
イオンカード(WAON一体型)です
イオンカード(WAON一体型)には、WAON POINTカード機能がついていますので、上記のような支払いが可能です。
*WAON公式ホームページより
また、イオンカード(WAON一体型)であれば、WAON POINTとして使用するのではなく、WAONステーションでダウンロード交換することで、電子マネーWAONとして使うこともできます。
お申し込みは公式ホームページよりお願いします ⇒ イオンカード(WAON一体型)
イオン店舗での特典について
WAON POINTカードのイオン店舗での特典が明らかになりました。
お客さま感謝デー
イオンのお客さま感謝デー(毎月20、30日)の5%OFFは、WAON POINTカードにも適用されます。
<追記>
2020年4月から、WAON POINTカードは、イオンのお客さま感謝デー(毎月20、30日)の割引対象外になりました(5%OFFになりません)。
ありが10デー
ありが10デー(毎月10日)のポイント5倍は、WAON POINTカードにも適用があります。
*北海道、九州のイオン店舗では、ありが10デーは、実施していません
お客さまわくわくデー
お客さまわくわくデー(5のつく日)のポイント2倍は、WAON POINTカードにも、全国のイオン店舗で適用があります。
WAONのボーナスポイント
従来のWAONボーナスポイントは、対象カードが拡大されました。
対象商品の購入で、WAON POINTカードにもボーナスポイントの付与があります。
<追記>
2020年4月1日から、WAON POINTカードは、ボーナスポイントの対象外になりました(ボーナスポイントは付与されません)。
イオンカード(WAON一体型)があれば、WAON POINTカードは不要か
電子マネーWAON、イオンカードが1枚になったイオンカード(WAON一体型)を持っている方は、WAON POINTカードが必要なのでしょうか。
イオンカード、電子マネーWAONカード、WAON POINTカードの複数枚(2枚以上)を提示しても、ポイントの2重取りは、原則としてできません。
イオンカード(WAON一体型)には、WAON POINTカードの機能もついていますので(WAON POINTカードとしても使えるため)、WAON POINTカードは、原則として、不要といえます。
*イオンカードセレクトでも同様です
イオングループ以外のカードとの併用ならポイントの2重取りができる(参考)
<追記>
2020年4月1日から、WAON POINTカードは、現金専用のポイントカードに変更されます。
このため、2020年4月からは、以下で記載している他社のクレジットカードとの併用はできません(ポイントの2重取りはできません)。
イオンカード(WAON一体型)を提示して他社クレジットカード払いでも、2020年4月から、同じようにポイントの2重取りはできません。
<追記終わります>
イオングループのカードの複数枚提示では、ポイントの2重取りはできませんが、他社のクレジットカードとの併用では、ポイントの2重取りができます。
イオンカード(WAON一体型)を提示して他社クレジットカード払い(2020年3月まで)
<追記>
2020年4月1日からは、WAON POINTカードが現金専用のポイントカードに変更になるため、以下で記載しているポイントの2重取りはできません。
<追記終わります>
イオンカード(WAON一体型)には、WAON POINTカードの機能がついていますので、イオンカード(WAON一体型)を提示して、他社のクレジットカードで払うこともできます。
WAON POINTと他社のクレジットカードのポイントが2重取りできます。
他社のクレジットカードとの併用が増えると、イオンカードをクレジットカードとして使う方が減るかもしれません。
そういった背景もあって、イオン店舗では、イオンカードの利用で、ときめきポイントが、いつでも2倍もらえるように変更されたと思われます(後述)。
イオンカードだけの特典(参考)
イオンカードには、5または10%の割引を受けられる優待パスポートが送付されてくるなど、WAON POINTカードにはない独自の特典やサービスなどがついています。
<追記>
優待パスポートの送付は、2019年12月で終了しました。今後は、イオンカード公式アプリで、優待パスポートが配信されます。
下記の画像は、優待パスポートが、自宅に郵送されていたときのものです。
優待パスポートのサンキューパスポートです
上記のサンキューパスポートは、イオンカードをイオン店舗で利用することで、毎月、送られてきます。
よろしければ、イオンカードの隠れた特典のパスポートについても、参照ください。
サンキューパスポート利用時のレシートです(10%OFF)
パスポートを利用した際のレシートです。10%の割引が確認できます。
<追記>
サンキューパスポートの割引率が、2023年5月に配信されたものから、5%に変更(統一)されました(上記の画像の10%割引は、現在は適用されません)。
<追記終わります>
イオンカードのクレジットカード払いを利用されている方には、定期的なパスポートや特別企画の値引券などが送られてきます。
お申し込みは公式ホームページよりお願いします ⇒ イオンカード(WAON一体型)
WAONの共通ポイント化のニュース(2016年4月の発表時のニュース)
この段落は、2016年4月のWAONの共通ポイント化の発表時のニュースを扱っていますので、情報として古いです。
発表当時の情報は不要な方は、お手数ですが、既存のWAONカードなどの利用者への影響に、お進みください。
イオンは、2016年6月より共通ポイント「WAON POINT」サービスを開始すると発表しました。
これにあわせて、新規に「WAON POINTカード」が発行されます。デザインは以下のようになります。
発行手数料および年会費は無料です。
既存のWAONと同じように、WAON POINTカードは、支払い200円(税込)で1ポイントの付与になるようです。
WAON POINTカードでは、現金の支払いでも、ポイントが貯まるようになります。
ポイントが交換できる提携先としてJALのマイルがあげられています(2016年度内開始予定)。
共通ポイントとは
WAONが共通ポイントになりますが、共通ポイントとは、どのようなものでしょうか。
共通ポイントとは、ポイントを発行しているグループ以外の店舗での買い物でも付与されるポイントといわれています。
今回のWAONの共通ポイント化を伝える大手メディアも、共通ポイントについて、イオングループ以外での利用でもポイントがつくようにすると伝えています。
共通ポイントの「共通」は、多くの企業で「共通」に利用できるという意味です。
しかし、共通ポイント化する前の電子マネーWAONも、イオングループ以外での利用もできますし、利用によりポイントもつきます。
WAONに限らず、JR東日本のSuicaやセブン&アイのnanacoも、グループ外の店舗で利用できますが、共通ポイントではありません。
このため、共通ポイントとは、ポイントを発行する企業以外の店舗でも使えることに加えて、現金での買い物でも付与されるポイントという表現が正確のように思います。
代表的な共通ポイントカードは
代表的な共通ポイントカードといえば、Tポイント(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)、Ponta(ロイヤリティ マーケティング)になります。
2014年に楽天ポイント(楽天)、2015年にdポイント(NTTドコモ)が参入しています。
日本経済新聞の記事の紹介
WAON POINTカードについての日本経済新聞の記事を紹介します。記事の一部分のみを抜粋しています。
従来の電子マネー機能付きの「ワオンカード」と別に、ポイント機能だけの「ワオンポイントカード」を作る。原則200円の買い物で1ポイントがたまるようにする。
電子マネー「ワオン」を使う優良顧客などにはポイントを加算する仕組みを導入し、電子マネーの利用者数も増やす。
スーパーやコンビニエンスストアのほか、ポイント交換で提携している日本航空、電力会社、外食店など幅広い業種で加盟店を開拓する。全国に約140ある大型ショッピングセンター(SC)内のテナントにも加盟を呼びかける。
グループでは60種弱のポイントカードを発行しているが、移行期間を設けた上でワオンポイントに一本化、グループ内の他のポイントをためている顧客も取り込む。
2016年4月9日 日本経済新聞 朝刊より
WAONの優良顧客などにはポイントの加算が始まるとあります。
イオンのニュースリリースでは、WAONの優良顧客に対するポイントの加算について、特に触れられていませんので、具体的な加算について詳細は分かりません。
既存のWAONカードなどの利用者への影響
2016年6月に、WAON POINTカードが開始され、既存のWAONカードなどイオングループの発行するカード利用者への影響が、明らかになりました。
<追記>
以下は、2016年6月現在の情報に、変更のあった部分を追記しています(以前の情報も残しています)。
変更点は、以下のとおりです。
- 電子マネーWAONの月間累計利用金額に対するポイントが終了(2019年6月30日まで)
- イオン系列の店舗でのWAONの支払いでポイント2倍が開始(2019年7月1日から)
<追記終わります>
月間WAON POINTの新設
<追記>
以下で紹介している月間WAON POINTは、2019年6月をもって終了しました。
代わりに、2019年7月から、イオン系列の店舗での電子マネーWAONの利用で、いつでもポイントが2倍になりました(イオン店舗での利用で、ポイントが貯まりやすくなりました)。
<追記終わります>
WAON POINT加盟店での電子マネーWAON利用で、月間WAON POINTがもらえるようになりました(基本ポイントに加えて付与されます)。
WAON POINT加盟店での電子マネーWAONの月間累計利用金額に対して、500円(税込)ごとに1WAON POINT(1円相当)が付与されます。
この変更が、既存のWAON優良顧客に対するポイントの加算になります。
なお、共通ポイントカードのWAON POINTカードには、月間累計利用金額に対するポイントの加算はありません。
イオン店舗で、ときめきポイントがいつでも2倍に
WAON POINTカードの発行に先立ち、ときめきポイント(イオンカードのポイント)について、イオン店舗での買い物では、いつでも2倍に変更されています。
共通ポイントカード「WAON POINTカード」の発行の影響と思われます。
既存の電子マネーWAON、イオンカードの利用者に対しては、WAON POINTカードと比べて、何か優遇が必要と考えての変更ではないでしょうか。
変更後のWAON POINTカード、電子マネーWAONカード、イオンカードの通常時のポイントは、以下のとおりです。
- WAON POINTカード・・・200円(税込)で1ポイント
- 電子マネーWAONカード・・・200円(税込)で1ポイント+月間利用金額500円(税込)ごとに1ポイント
- イオンカード・・・200円(税込)で1ポイント(ただし、イオン店舗では、200円(税込)で2ポイント)
注)2019年7月からは、月間利用金額に対するポイントは終了し、イオン店舗では200円(税込)で2ポイント
既存のイオングループのポイントカード利用者への影響
現在、イオングループでは、約60種類のポイントカードを発行しています。
これらのポイントカードは、移行期間を設けて、WAON POINTカードに統合される予定です。
既存のポイントカードには、電子マネーWAONの利用とポイントカードの提示で、ポイントを2重にもらえるカードもありました。
ダイエー系の店舗でのポイントカード(ハートポイントカード)は、既に廃止されました。
他のポイントカードも、WAON POINTカードに移行され、ポイントの2重取りはできなくなると思われます。
追記(イオンモールメンバーズの終了)
イオンモールメンバーズカードのポイントの付与が、2016年8月末で終了しました。
WAON POINTカードに統一されています。
会員には、終了を知らせる手紙が送られています。以下の画像は、私に送られてきた手紙の一部です。
*イオンモールからの終了を知らせる手紙です
他のポイントカードも同じように終了していくと思われます。
イオンモールメンバーズは、イオンカード、電子マネーWAONカードと併用することで、ポイントの2重取りができました。
2重取りはできなくなりますが、イオンカードのイオン店舗での利用では、ときめきポイントが、いつでも2倍に変わるなど、影響の緩和を狙ったと思われる変更がされています。
イオンカードとイオンモールメンバーズを併用されていた方は、イオンモールメンバーズが終了しても、ときめきポイントが2倍になっていますので、還元率は同じになります。
お申し込みは公式ホームページよりお願いします ⇒ イオンカード(WAON一体型)
まとめ
WAON POINTカードは、2016年6月からスタートしたイオングループの共通ポイントカードです。
WAON POINTカードの開始に伴い、イオングループのカードのポイントの貯まり方なども変更されています。
イオンカード、電子マネーWAONカードとの比較は、よろしければ、WAON POINTカードより、イオンカードの方がお得ですを、参照ください。
お申し込みは公式ホームページよりお願いします ⇒ イオンカード(WAON一体型)
イオングループのカードを利用されている方、これから利用される方の参考になれば、幸いです。